「クローゼットが狭くて保管できる場所がない」
「宅配クリーニングに大切な服を預けたいけどの業者がいいか分からない」
宅配クリーニングでは一定期間衣類を預かってくれるサービスを行っています。ただし、業者が多すぎて何を基準に選んでよいのか分からないですよね。
そこで、本記事ではおすすめの宅配クリーニングを「料金」「保管期間」「高級衣類への対応」に分けて紹介しています。布団を預かってもらえる業者もありますよ。
他に、次のことも分かるので参考にしてください。
- 保管サービスがある宅配クリーニングを選ぶ基準
- 保管サービスがある宅配クリーニングのメリットデメリット
- 繁忙期を避けて宅配クリーニングを注文する方法
最後まで読んでいただければ、候補となる業者が見つかりますよ。
保管サービスがあるおすすめの宅配クリーニング業者9選|「安さ」「保管期間」「高級衣類への対応」別に紹介
保管サービスがある宅配クリーニングを「安さ」「保管期間」「高級衣類への対応」でそれぞれ3つの業者に厳選して紹介します。
安さでおすすめの保管サービス付宅配クリーニング3選
保管サービスがある宅配クリーニングで安く利用できる業者は、パック料金だけでなく1点あたりの料金にも注目してください。
アルプスクリーニングセルホワイト(おてより宅配クリーニング)
おてより宅配クリーニングは2021年3月10日から、アルプスクリーニングセルホワイトにショップ名を変更しました。「熟練の職人技」「シミ抜き無料」などの強みがあります。
保管期間はWEBから注文するときに選択可能です。例えば、10月に注文するときは3月・4月・5月の3つの期間で保管期間を選べます。保管期間が長くなっても料金の違いはありません。
また、どのパックコースを選んでも点数の追加は可能です。ちなみに、10点コースでは1点あたり550円(税込)で追加できます。注文するときに料金が分かりやすいのもおすすめのポイントです。
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
3点コース | 次の季節まで 注文時に選択 | 6,600円 | 2,200円 |
6点コース | 8,250円 | 1,345円 | |
10点コース | 10,450円 | 1,045円 |
※点数追加なし、撥水加工なしの料金
フランス屋
フランス屋は衣類を最大で11か月保管してくれます。「宅配クリーニング業界では最安級(※公式サイトの文言)」です。職人シミ抜き、抗菌洗浄、再仕上げなども無料で行ってくれます。
お客様の衣類を丁寧に検品し、型崩れしないように預かってくれるなど評判もいいです。一流ホテルにも提供しているのも安心できる材料でしょう。さらに、電話によるサポートもあるので、不安なことを解決して注文可能です。
保管コースの料金は点数ごとに3種類あります。
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
5点パック | 11か月 | 9,108円 | 1,822円 |
10点パック | 11,280円 | 1,128円 | |
15点パック | 14,280円 | 952円 |
美服パック
美服パックは最長6ヶ月まで無料で保管をしてくれます。専用の保管ルームがあり24時間監視しているのでセキュリティ面でも安心です。
往復の送料は北海道、沖縄、一部の離島を除いて、全国無料。自分で用意した規定サイズのダンボールやショッピングバッグなどに詰めて送るだけです。
保管サービスが付いたプランは「美服パックLite」と「美服パックPro」の2つ。プロには染み抜きの料金も含まれています。
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
美服パックLite 10ライト | 6ヶ月 | 15,900円 | 1,590円 |
美服パックlite 20ライト | 26,900円 | 1,345円 | |
美服パックPro 10プロ | 25,900円 | 2,590円 | |
美服パックPro 20プロ | 37,900円 | 1,895円 |
保管の長さでおすすめの宅配クリーニング3選
宅配クリーニングの最長保管期間12か月の業者を紹介します。
リナビス
リナビスは創業60年、熟練の職人による高品質な対応でも選ばれている業者です。職人が最適な洗い方を判断し、服の修理まで行ってくれます。
保管できるアイテムは洋服だけでなく、着物や寝具、ぬいぐるみsyなども対象です。また、テントを保管するコースまであります。
さらに、「クリーニングは必要ないが洋服の保管だけを依頼したい」という人向けのコースがあるのも特徴です。
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
衣類3点コース | 12か月 | 7,590円 | 2,530円 |
衣類10点コース | 13,500円 | 1,350円 | |
衣類20点コース | 22,200円 | 1,100円 | |
着物コース | 16,500円 | - | |
布団コース | 9,680円 | - | |
ぬいぐるみコース | 7,700円 | - | |
テントコース | 9,240円 | - |
※プランは一例です。他にも点数やアイテムに応じていろいろなプランがあります。
リコーべ
リコーべはベテランの職人がクリーニングから管理を行ってくれるので品質面でも安心です。中には「アイロン一筋40年」「クリーニング職歴40年」といった職人までいます。
最大12か月の保管期間ですが、注文をするときに届ける時期を設定できます。保管クリーニングのコースは衣類の点数に応じて3種類、お布団コースと合わせて4種類です。
会員特典も充実しています。例えば、新規登録で2,500円分クーポンや100円ごとに1ポイント還元などお得なサービスがあるので、チェックしてみてください。
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
衣類5点コース | 12か月 | 11,550円 | 2,310円 |
衣類10点コース | 14,300円 | 1,430円 | |
衣類15点コース | 18,700円 | 約1,247円 | |
お布団コース | 13,200円 | - |
モンクチュール
モンクチュールは「シワ取りスプレーをプレゼント」してくれたり、「二段梱包でシワができるだけつかないように」届けてくれたりとサービスが充実しています。
また、「抗菌ガードで嫌な臭いを90%カット」「最高峰のシミ抜き技術」などもあり、品質面でも信頼されています。再仕上げ率は0.01%(※公式サイトの文言)なので、多くのお客様が満足してることが分かります。
最長12か月保管サービスが付いた料金プランは全部で4種類です。
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
衣類5点パック | 12か月 | 11,550円 | 2,310円 |
衣類10点パック | 15,400円 | 1,540円 | |
衣類15点パック | 21,450円 | 1,430円 | |
衣類20点パック | 25,300円 | 1,265円 |
高級衣類の対応でおすすめの宅配クリーニング3選
「ブランドの衣類なので保管環境や品質にもこだわりたい」といった人に向いている宅配クリーニングを紹介します。
リネット
リネットのプレミアムクロークは最長で8か月間、衣類に最適な環境で保管してくれます。室温20℃、湿度40%とアパレルブランドと同じ水準の保管環境です。
大切な服を預かってからクリーニングされるまでの取扱いも慎重です。預かったときから、1点1点ハンガーにかけて専用の倉庫で保管。セーターなどはきちんと折りたたんでいるので伸びたりする心配はありません。
プレミアムクロークには2つのコースがあります。「リュクス」という上質なコースは全品手仕上げ、撥水仕上げです。また、不織布包装になっています。高級でデリケートな衣類には最適なコースでしょう。
プレミアムクローク(リュクス)
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
5着コース | 8か月 | 14,080円 | 2,816円 |
10着コース | 22,880円 | 2,288円 | |
15着コース | 33,880円 | 約2,259円 |
プレミアムクローク(スタンダード)
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
5着コース | 8か月 | 8,580円 | 1,716円 |
10着コース | 12,980円 | 1,298円 | |
15着コース | 19,360円 | 約1,291円 |
キレイナ
キレイナには高級ダウンをふんわりとしてくれる「ウェットクリーニング」があります。1点1点手作業、水の洗浄力を使ったクリーニングが特徴。また、ダウンのボリュームを戻し、シミ抜きや修復まで行ってくれるのもおすすめのポイントです。
保管はオプションとなっていますが、1点あたり2,200円(税込)で、最長9ヶ月間預かってくれます。モンクレール、タトラス、カナダグースなどハイブランドのダウンをクリーニングし、預かって欲しい人に最適です。
ダウンコートの料金はこちらです。
種類 | 料金(税込) | 保管料金(税込) | 保管期間 |
ダウンコート(ショート) | 8,800円 | 2,200円 | 9ヶ月 |
ダウンコート(ミドル) | 9,900円 | ||
ダウンコート(ロング) | 11,000円 |
ランドリーバスケット
ランドリーバスケットでは他店で「できない」と断られたシミがついた衣料、衣類の修理も任せられる宅配クリーニングです。また、丈を詰めたり、デザインを変更したり洋服のリフォームを行っているのも強みです。
クリーニングに使用される用材はハイクオリティの「シリコーン溶剤」。高級なコートやダウンも新品のような仕上がりになります。ツヤもよみがえり、肌触りが良くなるのもうれしいポイントです。
保管期間は最大11か月。シミ抜きや毛玉取りも無料で行ってくれます。通常会員価格はこちらです。
プラン | 保管期間 | 料金(税込) | 1点あたりの 料金(税込) |
保管5点パック | 11か月 | 12,100円 | 2,420円 |
保管10点パック | 21,450円 | 2,145円 | |
保管15点パック | 29,700円 | 1,980円 |
宅配クリーニングの保管サービスを選ぶときのポイント|比較基準を知って最適な業者を選ぼう
保管サービスがある宅配クリーニングはかなり多いです。そこで、何を基準にすれば最適な業者を選べるかを解説します。
宅配クリーニングの保管サービスとは
クリーニングに出した衣類を業者が一定期間預かってくれるサービスです。利用の方法も簡単です。基本的な流れはこのような感じです。
- インターネットから保管サービス付きのコースを選ぶ
- 届けて欲しい時期を選ぶ
- 衣類を箱に詰めて業者に送る
- クリーニング完了後、次のシーズンまで保管
- 希望の時期に衣類が届く
業者により多少の違いはありますが、ネットで注文するだけで済みます。あとは衣替えの時期になったタイミングできれいな衣類が自宅に届くのを待つだけです。
料金
保管サービスを行っている宅配クリーニングはパック料金を採用している業者がほとんどです。パック料金は7点、10点、20点などクリーニングに出す洋服の点数によって決まります。
点数が多ければ1点あたりの料金は安くなる傾向なので、洋服1点あたりの料金を比較しながら選んでください。
保管料は
- 「通常のパック料金に含まれている」
- 「保管付きのパック料金」
- 「オプション料金」
など業者によって違いがあります。料金表や料金コースを確認しましょう。
保管期間
保管期間も業者により違いがあります。ただし、どんなに長くても最長12か月以内と決まっています。というのは、クリーニング業者協会で保管期間を1年(12か月)と決めているからです。
ちなみに、保管期間が長いからと言って料金が高いとは限りません。保管期間が12か月の業者でも10点パックで13,500円(税込)もあれば、保管期間が6ヶ月の業者で15,900円の業者もあります。
業者により6か月、8か月、11か月などいろいろあるので、状況に合わせて選ぶようにしてください。
保管されるときの環境
衣類がどのような状態で保管されているかをチェックすることも大切です。保管状態が悪ければ洋服が劣化してしまう可能性があります。
- 専用のハンガーにかけて保管されるか
- セーターやニット類の伸びやすいものは畳んで保管されるか
- 保管される空間の温度や湿度
などを確認しましょう。
また、保管付きのクリーニングは業者に届いてすぐにクリーニングされるわけではありません。業者に送ったときの状態がしばらく続くこともあります。なので、
- 「業者に到着していつクリーニングされるのか」
- 「到着した衣類はクリーニングまでどのように保管されるのか」
までチェックするのが理想です。
保管できるアイテム
クリーニングはできても保管してくれない衣類(アイテム)もあります。例えば、
- 呉服・着物
- じゅうたん
- 毛皮
- 皮革
- カーテン
- 礼服
- 毛布
- 下着など
このようなアイテムは「お断り」の業者が多いです。しかし、業者によってはぬいぐるみや布団などを預かってくれるところもあります。特殊な衣類があるときはお客様窓口などで相談してみましょう。
引っ越しや転勤時の対応
長期保管になるため預けたときの家庭環境が変化することもあります。このようなときの業者の対応も確認が必要です。
引っ越しによる届け先の変更は、ほとんどの業者が対応しています。しかし、届け日の変更には対応していない業者もあります。届け日ができる業者の多くは1週間から3週間前までに電話で伝えるだけなので便利です。
「宅配クリーニング業者の柔軟な対応があるかどうか」もサービスを利用するときに決め手になるポイントです。
宅配クリーニングの保管サービスを使うメリット|夏物と冬物の入れ替えでクローゼットをスッキリできる
保管サービスを使えば面倒な衣類の整理から解放され、衣替えも楽になります。いろんなメリットを知って便利に宅配クリーニングを利用しましょう。
収納スペースが増える
クローゼットには限りがあります。特に、冬物のコートやダウンが多ければ収納スペースがなくなってしまうでしょう。このようなときに、宅配クリーニングで預かってもらえばクローゼットはスッキリします。
ダニやカビから衣類を守れる
一般家庭で衣類の保管をするとき大敵になるのは、湿気ではないでしょうか。湿気はカビや劣化の原因になってしまいます。
対して、宅配クリーニングは衣類に最適な環境で保管しています。保管する空間の湿度や気温にも気を配っているので、衣類が痛むことなく次のシーズンまでよい状態を保ってくれます。
夏物衣料との入れ替えもできる
夏物衣料をクリーニングに出してそのまま次のシーズンまで保管してもらうことも可能です。夏場は汗をかくのでシミもできやすいですが、シミ抜きサービスを使えばきれいになります。
冬物衣料が届く前に夏物衣料をまとめて宅配クリーニングに出して預ければ、スムーズに入れ替えできます。
受け取り忘れがない
実店舗でも衣類を預かってくれるクリーニング業者は多いです。しかし、受け取りに行くことを忘れてしまうことも。期限を過ぎたら延滞料金がかかります。また、1年を過ぎると勝手に廃棄されるケースもあります。
宅配クリーニングの保管サービスでは注文時に決めたお届け時期に届くので、受け取り忘れがありません。
宅配クリーニングの保管サービスのデメリット|ここに注意すれば安心できる
便利なことが多い宅配クリーニングの保管サービスですが、注意すべき点があるので、デメリットと合わせて解説をします。
繁忙期は希望の日に届かないことも
宅配クリーニングを使って衣類を預けようと考える人は多いです。特に季節の変わり目は同じことを考える人が増えるので、繁忙期は希望のお届け時期が埋まってしまう可能性が高いです。遅れてやってくれば冬の寒さを我慢しなければならないでしょう。
ただし、早期注文を利用すれば理想のお届け時期にできます。早期注文の使い方は簡単です。まず4月から6月の繁忙期を避けて、2月から3月の間に注文だけ済ませておきます。集荷バッグがある業者は早めに取り寄せできます。
早い注文なので希望のお届け時期を取りやすいです。そして、春になったら業者に送りましょう。
「早めに注文だけ済ませておいて、送るのは後からでOK」という業者は多いです。早期注文を知れば繁忙期のデメリットは避けられるので利用してください。
衣料紛失などのトラブル
長期保管になるので衣類がなくなるトラブルがないとは限りません。繁忙期で他のお客様の衣類に紛れ込むケースもあります。また、ボタンの破損や汚れなども不安な要素です。
トラブルを避けるためには、実績がある宅配クリーニングを利用することが大切です。他にも、監視カメラで衣類を管理している業者もあります。トラブルに対してどのような補償があるのかも事前に確認しましょう。
宅配クリーニングの保管サービスを上手に利用すれば服の整理も楽に
宅配クリーニングの管理サービスはとても便利です。冬物衣料がきれいになるだけでなく、クローゼットもスッキリします。しかも、パック料金の中に保管料金が含まれている業者もあり、とても経済的です。
業者を選ぶときは、パック料金だけでなく1点あたりの料金に着目しましょう。また、保管期間は6か月から12か月とかなりの差があります。必要に応じて最適な業者を選ぶことが大切です。
宅配クリーニングの保管サービスを使って、上手に服を整理してくださいね。