切手買取　トラブル

インターネットのオークションやフリマアプリで、切手を個人で売ることもできます。しかし、落札者（買った相手）から、「切手が説明と違う」「写真にはないキズや汚れがあった」などクレームをいわれトラブルになることもあります。

トラブルが発生したとき、オークションやフリマアプリの主催者が仲介してくれることは原則としてありません。出品者と落札者で解決しなければならないので、苦労することが多いです。

切手買取トラブルを回避する方法｜対策すれば安心して売れる

切手買取のトラブルの原因は、「切手の価値を知らない」「怪しい業者との取引」「フリマアプリなどの個人間取引」などです。「どのようにすれば安心して切手を売ることができるのか？」をここで解説します。

事前に切手の買取相場を把握しておく

売ろうとしている切手の価値を事前に知っておけば、低い見積もり金額を提示されてもすぐに断ることができます。また、交渉をして適正価格で買取してもらうことも可能です。

切手の買取相場はネットで公開している業者も多いです。例えば、骨董品など買取している有馬堂（https://www.arimado.com/info/stamp）　は、切手の買取価格を一覧にして提示しています。記念切手や特殊切手は額面以上で買取してもらえる可能性が高いです。

また、「何の切手かよく分からない」ときは、LINE査定をしてもらうのもおすすめです。スマホで切手の写真を撮って、LINE査定をしている業者に送るだけです。複数の業者でLINE査定をしてもらえば、大まかな価値を把握できるでしょう。

LINE査定以外にもWEB査定をしている業者もあります。自宅で簡単に査定金額が分かるので手間いらずです。

実績がある買取業者を選ぶ

買取実績が多いということは信用がある業者だと判断できます。実績を判断する基準として

• 「年間でどれくらいの切手を買取しているのか」
• 「買取した切手の実例があるか」
• 「口コミや評判」

などをチェックしてください。実績がある業者には切手専門の鑑定士がいることが多いです。査定結果とともに、「なぜこの査定金額になったのか」なども詳しく説明してくれます。満足できる説明があれば、納得して売ることができるでしょう。

口コミや評判は、Googleの口コミを参考するのもありです。口コミ数が多く、鑑定士の対応や利用した人の満足が分かります。

複数の買取で査定をしてもらう

買取実績がある業者でも、タイミングによっては低い見積もり金額になる可能性があります。切手の在庫が多いときは買取を控えるケースがあるからです。また、買取強化している切手が業者によって違うので査定金額に差が出ます。

業者の状況も影響するので、複数の業者で査定をしてもらうのがいいです。他の業者の見積もりを知っていれば、交渉の材料としても使えますし、安く買取されるトラブルも防げます。

また、買取店が密集しているような地域では、ライバル店に負けないように査定金額を相場よりも高くすることもあります。

複数の業者をまわるのは時間がかかりますが、高く切手を売るための方法なので試してみてください。

誰かと一緒に買取査定に行く

買取業者は交渉に慣れているので、一人でお店に行くと査定士に圧倒されてしまう恐れもあります。また、訪問買取で業者がくるときは、強引な買取の心配もあります。

交渉ごとに自信がない人は「見積もりが安くて売りたくないけど、売ってしまった」とならないためにも、家族や友人など頼りにできる人と一緒がおすすめです。

フリマアプリは利用しない

フリマアプリは業者で売るよりも高くなることが多いです。しかし、悪意のある落札者もいて、不当な方法で切手を手に入れようとする人もいます。本物なのに偽物だと言いがかりをつけてあなたを悪者にしようとする恐れもあります。

落札者の善し悪しを見分ける方法もあります。しかし、オークションやフリマアプリに慣れていなければ難しいです。オークションなどの経験がない人は、フリマアプリなどは利用せず、買取業者を利用するほうが安心です。

切手買取トラブルになったらどこに相談する？万一のときはここで解決

どんなに気をつけていてもトラブルを完全に防げるとは限りません。そこで、「万一トラブルになったときにどうすればいいのか？」について説明します。

買取後の切手はキャンセルできる？

クーリングオフ制度により買取成立後でも、取引をキャンセルできるケースがあります。例えば、突然業者が訪問してきて切手を買取していった場合です。

しかし、買取成立後はクーリングオフでキャンセルできないケースがあるので注意しましょう。店舗買取や宅配買取です。自分が買取業者に持ち込んだり、送ったりして売ろうとしているので、「業者に強制されて売った」と考え難いからです。

ちなみに、クーリングオフがあるのはこのようなことがあるからです。