大和証券とは平成11年に開業した総合証券会社です。もともとは1902年(明治35年)に開業した「藤本ビルブローカー」が現在の大和証券グループで、大和証券は110年以上も金融事業を手がける言わずと知れた老舗大手企業です。
現在は日本だけでなく、海外にも営業拠点を持ち、300万人以上の方が投資家が利用しています。大手総合証券ならではの高いサービス力が評価されており、各手数料などのコストが高いにもかかわらず顧客満足度が高く、長年ランキング上位の証券会社です。
大和証券には「コンサルティングコース」と「ダイレクトコース」の2種類の取引コースが用意されています。
「コンサルティングコース」とは専任の担当者が1人つき、投資に関する情報やアドバイスを提供してくれるコースです。コンサルティングコースは店頭で担当者を通して取引を行う分、手数料は高くなりますが、投資のプロに相談しながら取引を行えるため低リスクで運用できます。
「ダイレクトコース」は、オンライントレードやコンタクトセンターなどを通じて自分のペースで取引できるコースです。コンサルティングコースよりも安い手数料で取引が行えるため、好きな時間に取引を行ったり、コストを抑えて運用したりしたい方に向いています。
大和証券はIPOの取扱数が豊富で、IPOの「主幹事」を務める回数は業界でも1位・2位を争うほど多くなっています。IPO株は、公募価格から上場初値が平均2〜3倍に上昇するので、利益が狙いやすく、人気の高い商品のひとつです。
抽選申込から購入までの手続きがすべてインターネットで完結するので、資金さえあれば気軽に参加できます。主幹事を務める証券会社には80%近くのIPO株が割り当てられるため、IPOの当選確率を上げたい方は大和証券から申し込んでおくのがおすすめです。
IPO主幹事数は、野村證券、SMBC日興証券、みずほ証券よりも数が少ないものの、2014年以降、毎年12件以上の主幹事を務めています。平均すると月に最低1本は同社が主幹事を務めるIPOがあることになり、コンスタントに主幹事を務めているといえるでしょう。
主幹事の会社は、幹事証券会社よりもIPOの割当株数が多く、その分当選本数が増えます。個人に配分されるIPO株のうち、15%は完全平等抽選となっており、大和証券は取引実績の少ない投資家でも当選のチャンスがあるのです。
大和証券では、人気のつみたてNISAも取り扱っています。 ネット証券と比較すると種類は豊富ではありませんが、初心者から上級者までさまざまなニーズに対応できるように20種類前後の中から選択可能です。
ファンドの種類は、バランスファンド4本、インデックスファンド7本、アクティブファンド4本、ETF7本の用意があり、どのファンドを選んでも購入手数料は無料となっています。