「プログラミング」という言葉は最近特によく聞くようになってきましたね。
2025年には共通テストの受験科目に「情報」が新しく追加されることもあって、プログラミング学習は子供の受験を心配する親御さんの間でも特に大きな話題となっています。
小学校でもプログラミング教育が必修となり、プログラミングがますます必要なスキルになってきていますね。
だから、
- 子供にプログラミングに興味をもってほしい!
- 自分も子供に少しは教えられるように、プログラミングについてもっと詳しくしりたい!
というふうに思っている親御さんは少なくないです。
親御さんがプログラミングに対する正しい知識を持っていて、それを子供にきちんと伝えてこそ、子供がプログラミングに興味を持ちやすくなることは明らかです。
今回は、プログラミングとは結局何のこと?という疑問から、親御さんが知っておくべきプログラミングの知識をたっぷりご紹介します!
プログラミングとはそもそも何?意外と知らない言葉の意味や仕組みを解説
プログラミングとは?
「プログラミング」という言葉をよく分からず使ってしまっていませんか?
プログラミングとは、(コンピューターがどう動くかを)計画することです。
コンピューターにどんなふうに動いてほしいかを計画して、その計画通りにコンピューターが動く。その一連の流れを「プログラミング」と呼ぶんですね。
人間がコンピューターにも理解できる計画書を作ります。そうするとコンピューターが人間の代わりに、複雑で膨大な作業を、計画書通りに淡々とやってくれるというわけです。
プログラミングと混同しやすいコーディングとは?
プログラミングと似た言葉でコーディングという言葉があります。
コーディングとは、コード(コンピューターが分かる言語)を書くこと
コードというのは、これです。
複雑でとても難しそうに見えますよね。
人間にはとても判別できそうにない、言語とはとても言えそうにない記号の羅列がコードです。見る人によっては、これを見ただけで体が拒絶反応を起こしてしまうかもしれませんね。
コードはコンピューターが判別できるように翻訳された「プログラム」の内容なんです。つまり計画書のようなやつですね。
この記号の羅列がコードと呼ばれるモノで、コードを書くことをコーディングといいます。
プログラミングとコーディングの違いは?
では、プログラミングとコーディングの違いは何でしょうか?
下の図を見てみてください。
コーディングはプログラミングの中の一部の作業のことをいいます。
プログラミングとは、
計画から修正、そしてプログラムの完成までの全体の過程のことをいうんです。
一方で、コーディングとは、
プログラミングの中でも、計画の内容をコンピューターが理解できる言語(コード)で書く作業のことをいいます。
受験で求められるプログラミングとは?中学受験・高校受験で求められるプログラミングスキルを解説
受験でもプログラミングが必修になる
2020年度から小学校でもプログラミング教育が必修化され、2025年度からは大学受験の共通テストに「情報」という科目が追加されることが文部科学省から発表されています。
将来的にはプログラミングが英語や数学のように受験に絶対に必要になってきます。
今後、プログラミングが、大学受験で必要なだけでなく、内申点にも影響を与えることになり、子供の将来に大きな影響を与えることになります。だから、子供に求められるプログラミングの知識・スキルがどんなものかを知っておくべきです。
受験ではどのくらいのレベルが必要?
文部科学省の発表によると、
・プログラミングで身につけることができる思考法を獲得する
・コンピューターを積極的に自分から使いこなせるようになる
という二つのことをプログラミング教育の目的としているようです。
文部科学省は、2025年から共通テストで導入される予定である「情報」のサンプル問題を発表しています。
これを見ると、コードをゴリゴリと自分で書けるようになるレベルまでは必要ないことが分かりますね。
コーディングというよりも「プログラミングをする上での思考方法」「どれだけコンピューターの基礎的な知識があるか」という、プログラミングの根本的な知識が問われる内容です。
さらに、文部科学省の発表資料には、
“プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない”
とあり、
コーディングを覚える必要は無いことがはっきりと書かれています。
だから、小学校・中学校の子供が身につけておくべき、プログラミング関連の知識・スキルは、プログラミング的思考力とコンピューターの基礎知識の二つということになります。
小学校で学ぶプログラミングとは?小学校だけでプログラミング教育は十分?
小学校の情報教育は十分じゃない
小学校のプログラミング教育は十分なのかどうかが気になりますよね。
結論から言うと、小学校・中学校・高校のプログラミング教育だけでは、十分では無い可能性が高いです。
小学校の情報教育が十分じゃない理由
理由はシンプルで、文部科学省の発表した内容に、現場の学校の対応が追いついていないからです。つまり、学校はプログラミング教育の準備が全然できていないんですね。
コンピューターの学校への設置が遅れている上に、情報を教えることのできる教師も全然足りていないのが現状です。
だから、学校教育だけでは、2025年度から導入される科目「情報」などに対応できない可能性が高いといえます。
塾に頼るのも危険
実は、塾業界も共通テストの新科目である「情報」への対策で大混乱しています。大手塾にしても、新たな共通テストへの対応が果たして間に合うのか、というのは微妙なところです。
受験のためだけの知識を受験塾で詰め込むというのは、少し危ないかもしれません。
必要なプログラミングスキルを身につける方法
そう考えると、小さいうちからプログラミングに触れることで、プログラミングの基礎をしっかりと身につけておくことが、一番賢い選択です。
これから、コンピューターを使うことはより当たり前な時代になってきます。だから、受験のためにも、将来のためにも子供がコンピューターに触れられる環境を用意してあげることが大切になってきます。
子供に興味をもってもらえるプログラミングとは?プログラミングの楽しさを伝えるのが一番大切
受験でも使えて将来も役に立つプログラミング的思考を身につけるには?
プログラミングに興味を持つことが、子供がプログラミング的思考を身につけて、コンピューターの基礎知識を習得するための一番の近道です。
子供にプログラミングに興味を持ってもらおうとするときに、難しいコードの話をする必要はありません。今の時代、コードを書かなくてもプログラミングを楽しく学べるツールが揃っています。
だから、まずはプログラミングの楽しさを子供に伝えてあげること大切です。
子供がプログラミングに興味を持つにはどうしたらいい?
子供にプログラミングに興味を持ってもらうためには、まず、ゲームとプログラミングを結びつけて説明してみるのをおすすめします。
正直、子供はなんだか難しそうなプログラミングよりも面白そうと感じるはずです。ゲームが大好きな子供なら、ゲームの話にすごく興味を持ってくれますし、飲み込みも早いですよね。
DS、wii、switch、スマホゲームなどのゲームは全てプログラミングで動いています。だから、究極的にはプログラミングをマスターすると、自分で好きなゲームがつくれるようになってしまうんです。実際に、ゲームを遊ぶのではなく、作っている子供もたくさんいます。
スーパーマリオ、マイクラ、ポケモン、ぷよぷよなどのゲームは全てプログラミングで動いています。お子さんの大好きなゲームと結びつけて説明してあげると、より喜んでくれますよ。
他人がつくったゲームで遊ぶよりも、自分でゲームをつくる方がワクワクしますよね。
だから、プログラミングでゲームを作れるんだというところからプログラミングの話をしてあげることで、まずは子供に興味を持ってもらいましょう。
今流行りの習い事としてのプログラミングとは?【小学生のうちに差をつける】プログラミングスクール3つを発表
とにかく早い段階からプログラミングに触れて、コンピューターに慣れることがなにより大切です。「子供にコンピューターを与えてあげたら、勝手に遊んでくれて、めちゃめちゃコンピューターに詳しくなった」というのが理想的です。
実際に、堀江貴文さんやひろゆきさんなど、成功している人は、子供時代に買ってもらったパソコンをいじってるうちに、プログラミングをマスターしちゃってた、なんてエピソードがあるようですね。
それが少し不安だと言う人は、習い事としてプログラミングスクールを考えてもいいかもしれませんね。
今の時代、ロボット製作やゲーム制作を通してプログラミングの基礎を楽しく学べるような子供向けプログラミングスクールが誕生してきています。
最後に、小学生のうちに通うとプログラミングで差がつけられる、プログラミングスクールを3つ厳選してご紹介します。子供が興味を持ちやすいか、プログラミング的思考をしっかりと身につけることができるか、といった基準で厳選しました。
もし気になったスクールがあったら、下の公式ボタンから無料相談や無料体験の申し込みをしてみて下さい。